トリガーポイント しびれ 痛みズレ 歪み
トリガーポイントとは
現代人は、日常生活での繰り返し動作や台所の仕事、パソコン作業、子育て、肉体労働など普段から筋肉にとても負担を強いられています。
筋肉はこのような状態が続くと血行不良がおこり、筋肉の一部が収縮し豆粒大のしこりを形成します。
このしこりをトリガーポイントと言います。
このトリガーポイントが出来た状態で無理を続けると、ちょっとした動作(床の荷物をとる、頭を持ち上げる、後ろを振り向くなど)でも筋肉中のトリガーポイントが微小な損傷を受け、体に痛みを引き起こします。
又痛めた場所だけでなく様々な場所に症状を引き起こします。
これは関連痛と言いトリガーポイントの特徴的な症状です。
これまでお会いした患者さんの中にも坐骨神経痛や脊柱管狭窄症、ヘルニアによる手、足のしびれ、変形性膝関節症による膝の痛み、テニス肘などの体のあらゆる痛みはトリガーポイントによって引き起こされているケースが非常に多いです。
その証拠にトリガーポイント治療を行うことにより長年続いた症状も短期間で消失していくことがよく見受けられます。
トリガーポイント症例
下図は数百ある骨格筋のうち7つを示したものです。
×印がトリガーポイントで、赤い部分がその痛み(関連痛)の生じる範囲を示しています。
頭痛(上段左図) 腰の痛み(中段左、中図) 手の痛み・しびれ(上段中、左図) 足の痛み・しびれ(中段右、下段図)なども実はトリガーポイントが原因である場合が多いいです。
症状の連鎖が始まる
「関連痛」が生じ始めますと、痛みを感じている領域の筋肉も影響を受け、別の場所にもトリガーポイントが形成されて行きます。二次的なトリガーポイントが生じ、またこのトリガーポイントが関連痛を起こし始めると、三次的なトリガーポイントが生じてきます。
このように痛みが痛みを呼ぶという連鎖が始まりますので、痛みの元を早期に治療する必要があります。
しかし、関連痛の概念が無ければ、痛むところだけの治療となり、痛みを起こしている元へのアプローチがなされないため、痛みを解消することができません。
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